2013年06月04日
眩しかった子どもたち

本日は、太郎吉の体育祭。
昨夜、「体育祭、観に行っていい?」
と聞くと、思春期で反抗期の太郎吉の答えは、ブスッとした顔で、ぶっきらぼうに
「どっちでもいいよ。」
しかし、しばらくすると気分の変化があったのか
「騎馬戦に出るんだ。。。。騎馬戦は、13時45分の予定。。。。」
…つまり、「体育祭、観に来てもいいけど、騎馬戦は見てほしい」ということなのだ。
くふふふふふ。
素直に「騎馬戦、観に来てよ。」と言えば済むものを
本当に我が家の長子は、面倒くさい子なのである。
太郎吉の学校まで、家から約4.5㎞なので、走っても30分はかからない。
しかし、せっかく行くのだから、わざと遠回りして、3つ4つの里山を越え
トレイルランニングで行くことにした。
走ること2時間半。
学校に着いた。
太郎吉の通う学校は、地方の中高一貫のカソリックの男子校。
校門をくぐると、超高級外車が並ぶ。並ぶ。並ぶ。(外車のセール?品評会?)
グランドに向かうと、テントの下には色とりどりの高級ブランドに身を包み
お行儀よく椅子に座って観戦するお母さま方。
汗一つかくことなく、風に乗って漂うは、フルーティーな香り。
ってなところに、トレイル仕様のmino登場。
リュック背負って、ランニングタイツ履いて、
スポーツサングラスして、サンバイザー。
ハイドレーションからズルズル水を飲み、頭の先から汗でびっしょり。
私の存在に気づいた人は、どなたもが、minoのギア姿にギョッとして、
【見る。眼をそらす。
んでも、見る。
強く、見る。
それでも、見なかったことにする。】
・・・・という一連のヘンテコな動作をしていました。
がはははは。
よっぽど運動会には、minoのトレラン姿(トレmino)の方があっていたと思うのだけど
運動会でも皆様、ファッションショーでした。
しかし、汗びっしょりで迷惑だろうし、変な匂いでもしていたらそれこそ末代までの恥なので
トレminoは、お母さま方からは離れ、一人じっくりと風に吹かれながら子供たちの成長を楽しむことができました。
子どもたちの成長は素晴らしい。
どの子も眩しかった。
特に集団の中に見る我が子の姿は、
眩しくって、眩しくって・・・・
目を細めて見ていました。
『幼稚園の、あの小さいころの太郎吉が、そのままでっかくなっっていた!
』
と気づくと、とても嬉しく、喜ばしい気持ちになりました。
そして、私は、思春期・反抗期である、今の太郎吉(高等部1年生)を
もう少し尊重し、信頼し、誇りに思う必要があるのかもしれないとも感じたのです。
太郎吉の元々の気質が『面倒くさい子ども』なのではなく、
私との関係で『面倒くさい子ども』になってしまっているのかもしれません。
体育祭に行ってよかった。
ふぁっふぁっふぁっふぁ
(幸福感を味わったときのmino笑い)