2014年02月02日
偏見より笑顔

おはようございます。。
カワイ~イおばあちゃんになりたいminoです。
2013年に101歳でお亡くなりになった柴田トヨさんの『先生に』
という詩は、とても考えさせられます。
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『先生に』
私を
おばあちゃん と
呼ばないで
「今日は何曜日?」
「9+9はいくつ?」
そんなバカな質問も
しないでほしい
「柴田さん
西条八十の詩は
好きですか?
小泉内閣を
どう思いますか?」
こんな質問なら
うれしいわ
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ああ、なんて正直で可愛らしい素敵な詩なのでしょう。
でも、多くの高齢者の方々がこのように感じているのではないかと思うのです。
残念ながら、認知症診断の一つの方法として『そんなバカな質問』をすることがあります。
認知症の方であっても、大いに傷つくし、大いに喜び、楽しむのです。
どんな方も自尊感情は無くならないのです。
ですから、質問の内容によっては
「(馬鹿らしくて)答えられません。」「馬鹿にしないでください。
」と腹を立てたり
「悲しくなるわ」「なんでそんな質問されなきゃならないの?
」とがっかりされる方もおられます。
相手に失礼になるような質問でも、診断だから仕方がないのでしょうか?
お年寄りで認知症をお持ちだから、感情も薄い・・・などということはないのです。
もっと配慮できないものかと、私は、とっても悲しく思えるのですが・・・
認知症の方は、苦しかったこと、辛かったこと、嫌だったこと、怖かったこと・・・という
ネガティブな感情や思い出は意外と残っているものの、過去の楽しかった思い出は
記憶の断片としてしか残っておられない方が多くおられます。
私がminoおばあちゃんになったら、わずかにしか残らなかったな楽しい思い出をそのままに、
残り少しの人生は、誰とでも愉快で楽しい話をして過ごしたいと願います。
だから、 偏見を捨てて、笑顔を向けて
oominoちゃん(おおみのちゃん・・・大きいminoちゃん) と
呼んで
「今日はどのお着物にしましょうか?」
「STAP細胞がすごいそうですよ。」
などと話してほしいわ。