2009年03月03日
ゲームを通して子どもを育てる②

【責任感を育てる】
昨日の続きです。 『ルールを守る』という事から、責任感を育てることができます。
以下は一例です。まずは、
●『ゲーム遊びのルール作り』
親子、双方がある程度譲歩しながら、“勝ち負けなし”の納得の行くルールを作ります。
一方的に親が決めるのでなく、ルールを守るべき子どもの意見も尊重しながら、
お互いに無理のない物を作ります。
ルールつくりに参加して自分で納得したものに関しては、子どもは守り抜きたいと思うものです。
そして、ルールが守れないときにはどうするかも決めておきます。
●子どもへの言葉がけ
*『ルールが守られたとき』には・・・
「ルールを守るってどんな気持ち?」
「お母さんは、あなたはを信頼しているわ。だって、自分で決めたことをきちんと守って
いるのだもの。偉いと思うのよ。」
と、子どもに気持ちを尋ねたり、喜ばしい気持ちを伝えたりしましょう。
*『ルールが守られなかったとき』には・・・
親は毅然と、そして心穏やかに
「あなたはまだ、責任を持ってゲームで遊ぶことができないようね。」
(何故なら、自分で作ったルールを守れないということなのだから。)
「ルールを守りながら責任をもって遊ぶか、責任が持てないのなら、
ゲーム遊びはできないわよ。」
と言うことを伝え、
『自分の欲求を満足させたければ、それに責任が伴うのである。』
ということを同時教えていくのです。
●親の態度
子どもがどうしてもゲームをしたいという場合に、怒ったり、泣いたり、わめいたり、
子どもが感情的に親に対してきたとしても、親はそれに乗ってはいけません。
つまり、叱ったり、なだめたり、あきらめたり、あわれんだり、例外を作ってみたりという、
今までしてきた態度をやめることです。
そして、親は、毅然と平然と心穏やかにしていることです。
自分のことに没頭したり、子どもの前から離れてみたりして、
子どもの感情に巻き込まれないように努めることです。
そうすれば、子どもは「今までのように感情を利用しても親を動かす事ができない。」と気づくでしょう。
何よりも、親がぶれない事が大事です。
親が、ゲームについて『我が家のルール』をしっかりと考えてみること。
子どもに対する自分の態度をふり返ってみることです。
親は、子どもに根負けしないで、子どもが、最後までやり遂げるよう、
励ましながら、子どもを見守ることですね。