2009年05月15日
自己管理もプロの仕事

セシリアは、立派なバスケットボールの選手を目指し、日々、精進しています。
セシリアは、ここのところ、読みたい本との出会いが多く、読書時間が伸びており、また、
運動会が近いので、その練習も重なり、少々寝不足・お疲れ気味。。。
自分でも身体や頭が、スカッ!とパッ!としないのが、わかって来ているようでした。
昨晩は、『あ~、こりゃ眠い。。。寝るわ。。。』といって、大好きなバスケットボールのDVDもそこそこに、
自分から早く休みました。
(「早く寝なさい!!」と口をすっぱく言わなくとも、自分で必要なら寝るのです!!)
今朝、起きて来てスッキリした顔で「おはよう!!」といい
「やっぱり身体は正直だ!!今日はスッキリとして、気分がいいよ!!身体も軽い!!」といいました。
mino 「そう~、それは、よかったね~。昨日早く休んだお陰かな?
それを“自己管理”って言うんだよ。」
セシリア「“自己管理”?」
mino 「そう!!プロの選手はね、“自己管理”っていって、日頃から自分の体調を万全に保つのも
仕事のうちなんだよ。
セシリアも休めば身体が楽になるってこと解かったでしょ?
だから、『疲れたな~』と思ったら、休むのも仕事のうちなんだよ。」
セシリア「ふ~ん。 “やりたいこと”・“しておきたいこと”を我慢しても、休むことを優先しなくちゃ
ならないことがあるのか。。。」
mino 「そうだね!!プロの選手には自分の身体を“自己管理”する責任があるのだね。」
セシリア「そうか~。。。じゃ~、、、プロになるには、、、、
音感・リズムが良くなりたいから、“ピアノ”。
サインをうまく書きたいから、“書道”。
身体が大きくなりたいから、“残さず食べる”。
それに“毎日の練習”と“自己管理”か~。。。。
うん、行けそうな気がする~。。。」
こうして気分良く、機嫌よく、今日も元気に登校して行きました。
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さて、この事例から何が言いたいのかと言うと。。。
親は、只、口で「自己管理しなさい。」と子どもに言ってみても子どもは“自己管理”の何たるかを知りません。
そこで、初めは、“自己管理”の何たるかを教える必要があるのです。
(親は、教えなくともできると思いこんでいることが多いようです。)
“自己管理”とはどういうもので、どう感じたか。。。と、子どもの経験を通して確認しながら、
それをする必要性やその意味を繰り返し教えていきます。
すると子どもは、自分で考えて、必要に応じて、それができるようになっていくのです。
そして、親は、子どもが『自己管理できていない!!』と叱るのではなく、自己管理が出来ているときに
『自分のことを大切にできるあなたは、偉いと思うよ。』と褒めて、認めて勇気づけてあげるのです。
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子どもは、大人の姿を見たり、自分の経験を通して、学んでいきます。
そこをどう、手助けしていけるかが子育ての楽しみでもあるのです。