2009年06月09日
愚痴っちゃう?③

。。。。。。。こうして考えて見ますと、「相談」と「愚痴」はどう違うのでしょうか?、、、、
●「相談」の場合:
『相談に乗って欲しいのよ。』と言って来られる方の多くは、その時点で
「自分はどうしたいのか?どうしたらよいのか?」と繰り返し考え、その答えを持っている
方が多いように思います。
答えは出してみたものの、自分一人では、最終決定が出来ず迷われている方です。
ですから、背中をポンと押せば、前向きにアクションを起こすことができる方です。
、、、、、、、、ところが、、、、
●「愚痴」の場合:
『聴くだけ聴いてほしいのよ。。。』と言って来られる方の多くは、
「自分はどうしたいのか?どうしたらよいのか?」と建設的に、前向きに
考えられているわけではない様に思います。
この場合、自分の考えをもっているわけではなく、出口のない堂々巡りのお話しをされて
聴く人は、終着点のない旅の道連れを余儀なくされることになるようです。。。。
『聴くだけ聴いてほしいのよ。。。』の裏には、
「問題を解決したいというよりも、問題を抱えている自分を評価(「偉いわね~。大変ね~。
よくやってるわよ~。」など、同情・哀れみ・褒め言葉・・・)を掛けてもらいたいと期待している
のかな?」と感じたりもします。
;;;;;;;;;では、STEPを使って、これらの相手に どう対応する事ができるでしょうか?;;;;;;;
●「相談」の場合:
勇気づけを!!
「そうなのね。結果がどうあろうとあなたが考えたのだもの。
あなたならきっとできると信じているわ。」
●「愚痴」の場合:
・「愚痴」を言う事が、「関心を引く」事になっている場合は「愚痴話」に乗らないことが大切です。
にこやかに話題を変える・その場を立ち去るなど
・ あるいは、「関心を引く」事になっていない場合は、前回の「問題解決への模索」に導き
自分で考えることを提案しその後は乗らないことです。
このように、習慣化された「愚痴話」には乗らない ことが、大切です!!
間違っても、「偉いわね~。大変ね~。よくやってるわよ~。」などと
無責任に軽々しく、思っても見ないことを口にするのはやめましょう。
そのようなリップ・サービスは『習慣化された愚痴』を強化してしまう事になるのですから、
罪な行いですね。
こちらが「愚痴」に乗らないでいることが、逆説的ですが、結果的には相手を“勇気づけ”
る行為となっていくのです。
そして、愚痴の多い人は、勇気のくじかれた人でもあるのですから、愚痴っていないときや、
相手の予期しないときに、その方の素敵なところを素直に伝えて勇気づけてください。
::::::日常生活の中で、STEPを応用しながら、
様々なコミュニケーションに対応してみましょう。:::::