2009年06月30日
子供の自己肯定感

自己肯定感とは?・・・
自己尊重、自己肯定を意味する。
良いところも悪いところも丸ごとひっくるめた自分を好きに思える感情。
また、他者をも好きだと思える感情。
以下が、日本の子どもたちの現状です。
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(財)日本青少年研究所調査より
【高校生意識調査・自己肯定感 (1998年~2000年)】
●「あなたは自分自身をダメな人間だと思いますか?」
「はい」・・・中国38%、アメリカ46%、日本73%(4人中3人)
●「自分には何一つ誇れるものがない。あなたはそんな人間だと思いますか?」
「はい」・・・中国23%、アメリカ24%、日本53%
●「自分が自分のために立てた計画を最後までやり遂げる自信がありますか?」
「はい」・・・アメリカ80%、中国75%、日本36%
【自分への満足度 (2004年)】
●「全体として見れば、私は自分に満足している・・・と思いますか?」
「あまりそうは思わない」「全くそうは思わない」(つまり自分自身に満足していない傾向)
・・・アメリカ9.7%、中国39.8%、日本63.9%
【中学生意識調査・自己肯定感 (2002年)】
●「私は他の人々に劣らず価値のある人間である」
「はい」・・・アメリカ51.8%、中国49.3%、日本8.8%
●「私は人並みの能力がある」
「はい」・・・アメリカ56.5%、中国49.3%、日本15.6%
●「自分に起こった事は、すべて自分の責任だ」
「はい」・・・アメリカ59.7%、中国46.9%、日本25.2%
●「計画を立てたらそれをやり遂げる自信がある」
「はい」・・・アメリカ54.2%、中国32.8%、日本9.8%
●「私は自分に大体満足している」
「はい」・・・アメリカ53.5%、中国24.3%、日本9.4%
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さて、この数字を見ていかがでしょうか?
自信が持てず、自己評価が低い日本の子どもたちの様子が見て取れます。
この子どもたちには、共通する2つの側面があるといいます。
1、子どもとしての立場を理解してもらえず、大人になる事を急かされる子どもたち。
2、人間関係に悩み、孤独を恐れ、いつも他人の気持ちを気にしている子どもたち。
・・・・・・・ 子どもたちの自己肯定感を育む関わり方をする必要があるようです。