2009年07月03日
孤独感・・・厄介者・・・

●2007年 ユニセフ(国連児童基金)が、24カ国の15歳の子どもを対象に実施した意識調査があります。
①「自分が孤独である」と感じますか?
②「自分を厄介者・場違いな存在」と感じますか?
さて、日本の子どもたちはどう感じていると思われますか?
とても、心痛む悲しい結果が出ています。。。。。
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①「自分が孤独である」と感じている子ども・・・・
1位・日本29.8%(2位を大きく引き離し、断然1位)
2位・アイスランド10.3%
最も少ない
24位・オランダ2.9%
②「自分を厄介者・場違いな存在」と感じている子ども・・・・
1位・日本18.1%
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この結果から。。。。
【日本の子どもたちは、家庭でも社会でも「大切にされていない」ことを痛切に感じながら
育っているのではないか?】といわれています。
何故。。。。。。
家庭でも社会でも「大切にされていない」と感じるのでしょうか?
一つには。。。。
『ワーク・ライフ・バランス』の問題が挙げられるかと思います。
日本では、長時間労働のため、親が子どもと過ごす時間が困難になっています。
子育て中の親が子どもと触れ合い、子育てに専念できる「親時間」が諸外国に比べ
圧倒的に少ないのも、日本の特徴だといわれています。
親が子どもに向き合いたくても、向き合えないという実状があるのも確かなようです。
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夏休み、時間を作って、子どもと向き合う努力をしてみるのはいかがでしょうか?
そして、子どもに聴いてみてください。
「あなたは、孤独だと感じる?」
「あなたは、自分を厄介者だと感じる?」と。。。。。
そして、帰ってきた答えが、もし『YES』なら、、、、
驚かないで、怯えないで、慌てないで、自分を責めないで、、、、下さいね。
「そう、そう感じていたのね。。。気づかないでごめんね。。。
」と子どもの気持ちを受け止め
そこから対話を始めましょう!!
決して、
「父さんも母さんも、こんなに働きたくて働いてるんじゃないんだぞ!」などと
攻撃したり、責めたりしないで下さいね。
攻撃の先にあるのは“破壊” 対話の先にあるのは“理解”です!!
開放的な関係を築き『互いの理解に近づける夏休み』にしましょうね!!