2009年09月27日
素晴らしい勘と想像力


涙をこぼし、すっかり“勇気”も“やる気”も失ってしまった娘を前にして
minoには、同情も哀れみも不安も困惑もありませんでした。
ピピッと来ましたよ。
『ヨッシャ~!!チャンス到来ジャ~!こめかみがピピッと来たど~。』
セシリアのこの数ヶ月の”見えにくさ”に対する気持ちの切り替えのチャンス。
ピンチがチャンスなんです!!
『こめかみがピピッ』は、セシリアへの“勇気づけチャンス”の合図でした。
セシリアが落ち着くのを待って声を掛けました。
mino
「セシリアの眼は、視力を上手く出す能力が低いという事がズバリ分かったわけよね。
つまりあなたは、目が弱点なんだね。
どんな人にも弱点はあるんだよ。
でもね、人間てのはバランス良く出来ていて、低い能力を補うほどの高い能力も持つものなのさ。
セシリアには、目の代わりとなる高い能力があるはずなんだよ。何だか分かる?
鼻が利く?味がわかる?聞こえ方?」
セシリア
「ぜんぜん・・・」
mino
「そうだ!あなたは“勘”がいいね。想像力もあるし。
目が良く見えなくても素晴らしい勘と想像力があるじゃない!
不安になることはないよ!」
セシリア
「そうだ。ミニバスのシュートだって勘と想像力を使って出来るかも・・・」
mino
「そうだよ。諦める事は無いんだよ。セシリアには素晴らしい能力がたくさんあるんだ。
それを伸ばして行こうね。」
セシリア
「うん!出来る!」
こうして元気を取り戻しました。
“勇気付け”は成功し、セシリアは、又一つ『自分の弱点』と『完璧でない自分』
を明らかにして認めることでありのままの自分を“良し”として、
更に“やる気”を回復しました。
んね~。子どものピンチに怖れをなして固まっていては始まりません。
子どものピンチは勇気付けのチャンスなんですから。