2010年02月06日
感情のコントロール その1

親支援プログラムの『STEP勇気づけセミナー』を受講された方々は、
徐々にいろんなことに気付きだされます。
「今までの子育てでは、自分の怒りや苛立ちの感情を利用して、その場限りに、只それをぶつける事で、
子どもを自分の思うように支配し、“コントロールしてしつけよう”としていた・・・・。」
ということに気付かれたお母さんは、今までの自らの子育てを反省したり、
自分を責めてみたり、落ち込んだり、「ではどうしたらいいの?」と絶望したりします。
親が、感情のままに子どもをしつけようとしても、子どもはやる気を示しません。
だから、更にヒートアップして感情を爆発させるわけですが、終いには何を叱っていたのかさえ
分からなくなった。。。。なんて事も聞きます。
叱られた子どもは、どうでしょう。
「母ちゃんが、鬼のようになっているから真面目にやろう。」とその場は思ったとしても
母ちゃんが、鬼にならない限りは、自主的に取り組もうとはしないのです。
あるいは、子どもの心の中には「あ~、また、母ちゃんに怒られた」という事実しか残らず、
子どもは、『何故叱られたのか?』『自分は、どうしたらよかったのか?』とまでは、考えないものです。
ですから、親が自分の怒りの感情のままに流されて、その場限りに叱ったり怒ったりしてみても、
長い目で見て“しつけ”としては何の効果も無いのです。
むしろ、“親子関係を悪化させる”という悪い効果を期待するのには、効果的です。
そんなの、嫌ですね~・・・・
・・・・では、どうしたらよいのでしょうか?
〈感情をコントロールする〉つまり、怒りを『我慢』すればよい????
・・・・さて、どうでしょう?
多分、1度や2度なら『我慢』もできるでしょう。
ですが、我慢している間は、燃え立つ感情を無理やりに押さえ込んでいるわけですから、
酷く苦しいはずです。
終いに、ストレスが溜まって、今まで以上に一気に噴火し、見るも無残な事になってしまった。。。。
などということにもなりかねません。
::::::: つづく :::::::