2010年02月21日
工夫したのは学習の仕方

「うわ~っほう!! 韓国語の試験を[A]でパスしたど~!やったど~!!
」
とminoは、1月に受けた大学の単位習得試験の結果を手に大喜びしました。
「へ~、がんばったんだね~。[A]っていうのはすごいの?」
と子ども達が聞いてきました。
minoが喜んだのは、[A]がとれたという結果に対してではありませんでした。
「母ちゃんの歳で勉強をするのには、若い時の方法では上手く行かないことがあるんだよ。
今回、韓国語を学ぶのに、母ちゃんなりに学習の仕方を“工夫”したんだ。
その“工夫”が上手くいった結果が[A] に現れたと思うと嬉しくてね。
母ちゃんの学習の仕方は、母ちゃんにとっては、間違いなかったということが証明されたんだ!」
「・・・・ふ~ん・・・・」
この歳で、語学を学習するのに、文法から入っていくのではとても楽しめない。
麻酔銃を打ち込まれたように、コトンと深い眠りについてしまうのが、関の山。
楽しくない事は、中々続かない。。。。。。
そこで、8月から大好きなウオーキングをしながら、韓国語のストーリー・テープを聴き倒しました。
途中、“耳が耕されてきた”と感じ始め、繰り返しでてくる音を拾えるようになってきたころに
[反切表](日本でいう「あいうえお表」と同等のもの)を覚えるようにしました。
次に、韓国語のストーリー・テープを真似て発音できるようになった頃に、日本語の翻訳を読むと
どの単語が何を表すのかが、自然と分かるようになっていました。
こうして、机に向かうことなく、ウオーキングを楽しみながら学習した韓国語。
試験当日は、プリントに向かうと、書かれた文字から音が聞こえてくるのでした。
教科書をさらりと一度流す程度に学習しただけでしたが、解答用紙には、
スラスラと記入する事ができたのには、驚きました。
工夫をすることの大切さ。
自分にあった学習法を自分で工夫して探すのです。
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さてさて。。。。。
日本語も韓国語も膠着語と呼ばれる言語に分類されます。
文法の並びが同じなので学習しやすいのです。
その他に、膠着語に分類される言語は、トルコ語、ウイグル語、ウズベク語、
モンゴル語、フィンランド語、ハンガリー語、タミル語、、、、、などなどあります。
調子に乗って、次は、トルコ語に挑戦したい。
同じ膠着語であっても、その違いや特色を見つけてみたい誘惑に駆られています。
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学習を楽しく続けていくには、このように、
何でもいいから“興味を持ち続ける”こと。
“工夫の才を発揮する”こと。
子どもの学習を指導する時も一緒です。
「ほら、ヤレ、それ、ヤレ」と、けし掛けるような、掛け声ばかりでは、
子どもは学ぶ事の楽しさを発見しないでしょう。
子どもが、興味を持ち続けるように工夫する事に力を入れたいところです。