2010年03月03日
“キ~ハ~”


昨日の続きです。。。。。
「今日のA子ちゃんは、まるで違う人のようだったね。ある時点から、豹変したよね。
何かが、A子ちゃんに取り付いたようだったよね。」
(セシリア・・・うん。そうだった!)
「・・・・・母ちゃんが考えるに、多分、A子ちゃんは、“ヤツ”を捕まえたんだな!」
(セシリア・・・えっ?何?何をだよ!!??)
「セシリアは、こんな経験をした事はない?
“チャンスの神様”みたいのが、ふわっと自分に囁いてきたり、近づいてきたと感じたこと。
そんな時は、いつもと違った自分を感じたり、何だかわかんない勇気が溢れ出たりする
。」
(セシリア・・・うん。ある、ある!)
「その“チャンスの神様”が近づいてきたと感じたら、逃がしちゃ~いけないのさ。
ところが、この神様は、そう簡単には捕まってくれない。
ずる賢いし、するりと逃げやすいんだ。
逃げ足が速いんだよ!」
(セシリア・・・ふむ。ふむ。)
「そこで、この逃げ足の速い神様を捕まえるのには『絶対に、逃がさないぞ!』という
強い気持ち、意気込みが必要なんだ。
つまり“気迫”が必要なんだよ。
“チャンスの神様”は“気迫”が大好きなんだ。“気迫”を持った子に弱いンさ。
そこで、“気迫”でしっかりと神様を捕まえたなら、急いで自分の腹の奥底に、
ガッチリと仕舞い込むんだよ。
すると、ヘソの下にある“丹田”という場所から“チャンスの神様”はセシリアの全身に向けて
たくさんのパワーを流してくれるわけさ。」
(セシリア・・・ヘソに神様パワー。。。。)
「そうなったらこっちのもんだね。
あれこれ考えずとも、体が自然と動く。
その後は、失敗など考えずに積極的に動ける“自信”がプレーの味方となってくれるんだ。。。
この“気迫”が続く限り、神様は、セシリアにパワーを送り続けてくれる。
その“気迫”で、相手チームの動きや攻撃をとめることができるンさ。
『気合だ!気合だ!きあいだ~!!!』と叫ぶおやじがいるけど
セシリアに必要なのは“気迫”だ!
“気迫”は別名“キ~ハ~”とも言う。」
(セシリア・・・ほんとかよ。。。。)
「合言葉は“キ~ハ~”だ!!
今日も“キ~ハ~”で行って来い!」
(セシリア・・・今日の試合、“キ~ハ~”してくるよ!!がんばってくる!!)
そう言って試合に出かけました。
・・・・・帰宅後、『“キ~ハ~”できた!!』と言って帰ってきたセシリアの手には
“新人賞”の盾がにぎり締められていましたとさ。
“気迫をこめる”を教えるチャンスをうかがって1年半掛かりましたが、
こうしてセシリアは“キ~ハ~”を味方につけることを覚えました。
やれやれ。
子育てとは、このチャンス・タイミングを伺う事にあるのですね。
それこそ“チャンスの神様”を逃しちゃ~いかんのですな~。