2010年06月09日
完走の感想 ②

フルマラソン初出場!
スタート地点に立ったminoは、とにかく近年に無いくらいに、最高に
ワックワックしていましたよ。
Dr.Yの「ビクともしない壁」や「ホフク前進」の時が来るのかと
怖いもの見たさでホクホクしてきました。
“パ~ンッ!!”
スタートのピストルが鳴り響きました。
「ヨッシャ~ッ!!いっちょ、行ったるで~!!」と気合の入る一瞬です。
ハーフ(21km)地点の通過タイムは、2時間15分。
まずまずでした。
とにかくここまでは、楽しくって楽しくってたまりませんでした。
只、15kmを過ぎた頃から手の指の関節が曲がらなくなるほど浮腫みが出てきて
「あんりゃ、ま~???こりゃ、まるでドラえもんの手だね???」
・・・・そこで、考えたのが、ピアノの練習。
唯一弾ける『猫踏んじゃった~』をドラえもんの手で弾きながら走ってみました。
何とも幸せを感じました。
ハーフでもう一周、周回し、同じコースを走ります。
こっからが、まんずしんどかった。。。。
21~35kmあたりでは、走ること事態に飽きていたのです。
見渡す限り余りにも変化の無い景色と、只々続く平坦な道・・・・・・
体力的には何の困難も感じませんでしたし、膝のヒアルロン酸もバッチリ効いており、
故障(痛みやまめなど)も出ませんでしたし、、、、
「ビクともしない壁」の出現も無く、なので「ホフク前進」
などおかしな話で・・・
~んま~、贅沢な話ですが、試練も無く、淡々と走ることに麻痺してしまい
無気力になりつつありました。
しかし、無気力との戦いとうのも辛いものですね。
minoは、幸か不幸か?大人になってからと言うもの、
日頃余り無気力になりずらいようなので
「人が無気力になっている時ってこんな感じで、こんな葛藤があるんだな~?
辛いもんだよね~・・・。」
と感じられ、よい経験となりました。
そんなことを考えながら只々走っていたのですが、
転換点は、いきなり外からやってきました。
気持ちを奮い立たせたのは、飛んできた「野球ボール」。
コースは、荒川河川敷を走るものでした。
いくつもの少年野球のチームが練習していましたが
そのボールがminoをめがけて飛んできたじゃ~ござんせんか。
(何故にあたしなん?)
後方のランナーが、思わず「あっ!!」と声を出しましたが、
あとわずかminoの足が長ければ、あわや脳天直撃でしたよ。
(短足を親に感謝!)
すると最期の5kmは、無気力からの脱却を果たし、当初の使命を思い出しました。
(災い転じて福と為す)
「おっと、いけない。すっとこどっこい。完走だ!完走だ!
それゆけminominominoみのみのみのみ・・・・。」
ヘンな掛け声と共に最期の5kmは力の限りに走りました。
ゴールがみえました。
猛ダッシュで3人抜きました。
ゴールの瞬間には、思わず心の中で叫んでしました。
(『ヒアルロンさ~~~~~~ぁん!!!!!』)
こうして、今回の最大のテーマは「無気力と共に走る」でした。
爪がまた一つ“黒爪”となりました。
名誉の“黒爪”です。
つぎのマラソンは、無気力にならないような対策として、
「メンタルコーチングの強化」と
「マイケルの応援(マイケル・ジャクソンを聴く)を間違いの無いよう準備すること」
にします。
もちろん、ヒアルロン酸も忘れずに!!
ぐあははははははっはは~。