2010年07月29日
東海道五十三次 マラニック②

峠越えをし岡部町に出てきた。
懐かしい町。心落ちつく。
子ども達が小さい頃に、よく車で出かけてきたところ。
岡部町から藤枝駅を目指し、一路、ひたすら走る。
途中、コンビニや交番で道を尋ねる。
タダタダまっすぐに走る。
大好きな蓮華寺公園にも寄らず、走る。
大井川を渡った。
カラッカラに干からびて川の様相ではない。 →
何だか、淋しい。
気を取り直して走る。
藤枝駅は、JRでも降りた事がない。
どんな駅かな~?と楽しみに走る。
山から町に景色が変わるにつれ、辛く単調なRUNとなってきた。
『まだかな~?まだかな~?
藤ちゃん、まだかな~?』
とヘンな掛け声と共に走る。
いくつかの銀行が見えた。
ビジネスホテルもあるぞ。
あ~、駅は近いはずだ!
藤枝行きのバスのお尻を追っかけてダッシュ。
走る、走る。
出た~~~~!藤枝駅!
思っていたよりも意外と大きくてびっくりした。
ここからは、JRに乗って帰る。
まずは、トイレに入る。
トイレもきれいで嬉しい。
タオルで身体を拭き、
ランニングシャツを着替える。
今日のRUNは終了。
後は、電車の中から走ってきた風景をたどって帰宅するのだ。
切符を買う。
「なくさないように気をつけなくちゃ!」となぜかいつもよりしっかりと思う。
電車が到着するまで、ホームの上でストレッチ。
硬く縮んだ筋肉をやわらかく解す。
気持ちいい。
すると、、、携帯が鳴った。
「母ちゃん、頑張っているかい?」とセシリアから。
「母ちゃんは無事だよ。今から帰るからね。」と短く話し携帯を切る。
電車が滑り込んできた。
寒い車中。
寒すぎると眠くなる性質のminoは、早速、眠る。
草薙で慌てて下車。
切符を手に取り・・・・。
ん?手に取れ・・・ない・・・?
んんんんん、、、、、、ぬあ~~~~い!(ない)
ここは、草薙駅。
mino地元。
思わず大声で
『なんなんじゃい、こりゃ~~~!?』と叫ぶ。。。。。ことは出来なかった。
叫んだところで仕方がないと気付き、、、、。駅員さんに謝った。
すると、
「次からは、気をつけようね。」
と、まるで小学生を相手に諭すように言われた。
小学生のminoは、心から素直に
「はい。気をつけまっす!」と笑顔で答えた。
は~~~?!アン時だな。
セシリアからの電話で、携帯を出した時、切符は落ちたんだ。
今頃、藤枝駅のホームで主人をなくした切符が佇んでいるはずだ。
むふふふふふふ。