2010年09月02日
変化!夏休み中のご相談

夏休み中でも、メールやTELでのご相談を頂いてきましたが、
「今年の夏はちと違う?」と感じました。
例年は、ご自分の子育ての相談や、知人・友人で子育ての悩みを持っている方への
対処法などをご相談いただく場合が大方でした。
つまり、「子育て相談」が、主でした。
今年は、
・自分以外(知人・関係者)の鬱(うつ)について 3件
・「あれは、虐待だと思うのだけど・・・・ 」 2件
・ご自分の転職・離婚について 2件
と、子育て以外の相談も多く見受けられました。
ご自分の子育てが一段落したから周囲に目が向いたのでしょうか?
今の世の中を反映しているのでしょうか?
いずれにせよ、
どこに相談してよいかわからない。
その道の専門家に相談するには、敷居が高すぎる。
・・・・ということで、ご相談いただけましたことは嬉しく思っています。
行政でも各種の相談窓口を設けていますし、その告知もされていて、
そういった場所があることはご存知でも、中々相談しづらいようですね。
一般市民がいきなり行政に繋がって行くには、互いの溝を埋める相互理解の時間が
まだまだ必要なようです。
地域社会の崩壊により、地域の中での見守りや支えあい機能が無くなってきた今、
悩める人は孤独に悩むしかない状況にあります。
行政と一般市民を繋ぐNPOの活動も各分野において推進してきてはいますが、
大事なことは、身近に気軽に相談できる人や場所を持つことです。
今回ご相談いただいた皆さんには、それぞれ、相談窓口や方法をお知らせしました。
同時に、「相談した結果、思わしくない対応や回答をされた場合や
納得が行かなかった場合には、又一緒に考えましょう。」
とお話させていただきました。
私が、悩みを持った場合に、行き成り相談窓口に相談するのではなく
その前にする行動として以下があります。
1、自分の悩みや考えを書き出す(書くことで気持ちや頭の中が整理できます。)
2、身近な人に自分の考えや思いを聞いてもらう(客観的に判断するため)
3、そして、必要と感じたら、迷わず相談窓口に相談する。
人に相談する事は恥ずかしい事でも、惨めな事でもありません。
今の時代、人々が健康に安らかに生活するためにも、
行政(市)の各種相談窓口が開設されているのですから、
利用してみてはいかがでしょうか?
そこですべてが解決せずとも、そこから第一歩が始まるのです。