2010年09月05日
【第28回くさなぎ井戸端会】の内容

学校では10月より後期の授業が始まります。
さてここでは、 H22.4.22(木)に開催しました「くさなぎ井戸端会」
の内容を掲載します。
4月、新学年になった時の様子と半年たった今の子どもの姿や親の姿と
比べてみてください。
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テーマ「新学期の子どもたち」
4月は進級、入学など新しい環境での生活が始まる。
この時期に子どもや親はどのように過ごし、どう感じているのか・・・
デスカッションしました。
<子どもの様子>
*高学年となり、プレッシャーを感じながらも、頑張ろうとする姿がある。
(クラブ活動、学級の係り、下の学年とペアになる)
*新入生の手を引いて一緒に登校し、お世話をしている。
*「今年はきちんとやるよ!これから変わるよ!」と言い、しゃきっとしている。
(新しい自分を求めている感じ)
*新しいスポーツや習い事を始める。
*子供同士で遊ぶ約束をしてくるが、中途半端でトラブルがある。
*入学前からお漏らしをしており、トイレのことが心配で登校をしぶる。
*前年の先生と比べて、とまどいや不満、不安がある様子。
<親の様子>
*学級代表になり、学校の情報を得られるように頑張っている。
*新しい先生と話をする機会があり、早くからコミュニケーションがとれて、
安心出来ている。
*子供が自分でやるように、手を引いている。
(明日の準備を子供に任せる、忘れ物を学校に届けないなど。)
*毎年この時期は子供が元気がなくて心配していたが、今年もそうかなと思い、
見守っている。
*先生がどのような人かわからないから、様子をみている。
子どもも親も新しい先生、友達などの環境の変化にとまどいながら、適応しようと
頑張っている様子が伺われます。
新しい先生に対して、子どもが不満や不信感を訴えてくると親も不安になりがちで
す。
早めに先生のお考えやご指導方法を親が正しく知ることは大事です。
また、先生との信頼関係を築くために積極的にコミュニケーションをとるよう
努力することで、親が先生との信頼関係を築くことができ、しいては子どもと先生
との信頼関係が深まる事になるのです。
親が先生の教育の目当て(先生が子どもに付けたいと思う力・・・集中力、忍耐力、
協調性、規則を守る、うそやいじめは許さないなど)を子どもに伝えることにより、
子供も先生に対する見方が変わるようです。
そして4月は仕切り直しができる時期でもあり、苦手なことに取り組んだり、
克服するよい機会でもあります。
又、子どもと関わる時に、「もう何年生だから」という区切りで子どもを判断して
しまいがちだが、子どもにより成長段階や時期は様々なのです。
大事なことは、学年や年齢にとらわれずに、その子の力を見極めることが大切です。