2010年09月23日
“願駆けRUN"

実は、『丹後100kmウルトラマラソン』は、minoにとって願いを掛けて走る
“願掛け”のマラソンでした。
ある方の健康回復を願って“願掛け”て走る、
その名も“願駆けRUN"だったのです。
だから、どうしても、どうしても、完走する必要がありました。
そこで、本番前日に自分の体調を見ながら戦略戦術を練りました。
【走る技術の稚拙なminoが、100kmを走り切るには・・・・】
1、後半に疲労から故障することが多いのだが、
例え故障しても走り通すつもりだったので、後半は足を引きずってでも
時間内に走り切れる(歩ける)くらいの距離まで、調子が良い前半で
なるべく距離を稼ぎ出しておく。
2、食道裂孔ヘルニアにより、胃腸の調子が持つのも恐らく前半だろうと想定し、
30kmまでの間にエイド(食べ物)を無理してでもなるべく多く摂り
後半分のエネルギーを蓄える。
3、筋肉疲労回復用のスプレーを途中の着替えポイント毎に受け取り、
筋肉スプレーをしながら走り通す。
minoにとって“願駆けRUN"はある意味、神聖なるものでした。
そして、この大会の運営ボランティア(エイド、交通整理、応援者・・・・)の
皆様にも感謝の気持ちを伝えながら走りたかったので、
「必ず、出会った全ての人に感謝の気持ちを伝える」と言うことを
自分に課して走りました。
応援してくれる方に「ありがとうございます。がんばります。必ず帰ってきます
。はい!。」と答える。
また、無言で応援・見学してくださる方にはこちらから
「おはようございます。ありがとうございます。」と挨拶する。
交通整理の方には、「ありがとうございます。ご苦労様です。」
エイドでは「いただきます」「ごちそうさまでした」という。
何せ、大勢の方々が応援してくださっています。
出会った全ての人に・・・・というのは、中々エネルギーの要るものでした。
この挨拶が、疲労と共に疎かにならないよう頑張りましたが、50km~60kmの
一番辛いところでは、いよいよ腹に力が入らず言葉が声にならなくなったため
ボディランゲージにより、ご挨拶しました。
途中、軽い熱中症になりかかったような症状もでましたし、辛く苦しい時もありま
したが、お陰さまで最後まで、足が止まる事も一度もなく、リタイアを考える
事もなく、走れることの喜びに浸りながらゴールすることが出来ました。
笑顔で走り通すことができ、最後は、感謝感激あめあられ・・・で大泣きして
ゴールとなりました。
“願駆けRUN"で駆け抜けました。
“願駆けRUN"だったから最後まで駆け抜けられたのかもしれません。