2010年09月25日
「朝から不機嫌」への対処法

太郎吉は、明らかなる反抗期。
朝から むっつり無愛想。
冬眠していたクマが、突如起こされたような不機嫌な顔をして
毎朝現れるのですから、こりゃまた、いやんなっちゃう。
不機嫌極まりない太郎吉と毎朝を共に過ごすminoは、
ことごとく疲れ果てていました。
こりゃ~、ウルトラマラソン100km完走の方が、
ある意味“楽”です。
無愛想や不機嫌くらいならまだ可愛い。
そこに、意識的無視、悪態の数々、乱暴な態度・・・が現れた日ニャ~
もう、私もこらえ切れない。
「母ちゃん、飯、これだけ?」と不味そうな顔で食べる。
(これだけ?っていうけど、旅館の朝食くらいには品数を出しているだろが。)
「お前は何処ぞの王様かっ!?」と言ってやりたくなるほどの、あまりにも
不遜な態度に、んもう、朝から“大噴火”です。
なるべく、主導権争いに巻き込まれないようにと気をつけていますが。。。。
しかし、反抗期の主導権争いは半端じゃない。
この時期の子どもは、今までの親の価値観や考え方に対してわざと親を試すような
ことを仕掛けてきます。
そうです。親は試されているのです。
だからその態度に余計腹を立ててしまうのですね。
たまの事であるならば、むつけき太郎吉の態度は
「そりゃ~、ホルモンの支配ヤネ~」と笑い飛ばして
理解してやれないこともないのですが、
こと、これが毎朝の事となれば“我が家の問題”となるのでした。
そこで、考え出した方法は、、、、
【「母ちゃん、飯、これだけ?」って文句言うならば
“自分で作ろう自分の朝食!” 】
・・・ってことで、太郎吉は、今までより15分早く起き朝食を自分で
用意することになりました。
最初の日は、自分では調理できないので、冷蔵庫にあるものを片っ端から
食べていました。
(本当に、クマみたい)
さすがに侘しかったのか今朝は、
「母ちゃん,チャーハンを作るのもう一度教えて。」
というので一緒に作りました。
チャーハン一品だけでも満足していました。
さて、
無愛想・不機嫌な態度。意識的無視、悪態の数々、乱暴な態度。
これらは、サッパリ現れていません。
朝から「ありがとう」「助かるよ」と声を掛けてくれる
いつもの太郎吉に戻っています。
子どもが反抗期になって“心のふれあい”が“心のすれ違い”になっても、
一緒に何か物を作るという作業をとおして、心はふれあい
“心の分かち合い”が出来ると感じました。
そうです。反抗期の太郎吉は、「心のふれあい、心の分かち合い」を求めて
主導権争いを仕掛けてきていたのです。
太郎吉との“心の分かち合い”が彼への勇気づけとなるのであれば・・・
と思い、毎朝の料理、
暫く一緒に続けようと思います。