2010年10月20日
自分で治す

先日、「あき接骨院」で見てもらった結果、
余りにも自分のコンディションが酷い状態になっていると先生に指摘され、気付いたセシリアは、
毎朝、毎晩、私と一緒にアイシングとストレッチを続けています。
これは、凄いことなのです!
セシリアには、先生に言われるまでもなく、半年も前から同じことを母なる私が
言い続けてきたことなのですが、それに関しては全くの無視でした。
そのこと(コンディションが酷い状態なので、ミニバスを休む、アイシング・ストレッチを
欠かさずする)に触れられるのを明らかに嫌がったため、今回、専門家にお願いすることにし
診察と施術を受けに行ったのです。
今までも、いくつかの接骨院に診ていただきましたが、
「身体を思って休む事も大事だよ。」と先生に指摘されても
「んなこた、わかってるけど、練習を休むわけには行かないのだから(セシリアの思い込み)
こうなっているんじゃないか。。。。。
」
っくらいのことで、反省の余地もなく、
セシリアの行動の変容に影響を与える効果は無かったのです。
しかし、今回の先生は何故、“小生意気で頑固な思い込みのあるセシリア”に
影響を与えることができたのか・・・
と考えて見ました。
1、専門家としての知識と技術と経験に支えられた“揺るぎない自信”が感じられた。
2、ソフトで穏やか、真面目で真剣な対応をしてくれた。
3、子ども扱いすることなく、一人のアスリートとしてアドバイスしてくれた。
4、患者よりも上の対場からの発言で「こうしなさい!」「ああするな!」と
『指示、命令、強制、脅迫、説得、ダメだし・・・』をするのでなく、
「君はどうしたいのかな?そうするには今、君にできる事は何かな?」とセシリアを尊重し
て、話してくれた。
セシリアは、頭ごなしに「しばらく練習を休みなさい!」と言われず
「君の出来ることからやって行って、君の身体の調子を見ながら対応していこう。
しかし、無理をすると将来スポーツを楽しめない身体になってしまうのだからね。」と
尊重され、大事に扱われたと感じたことで安心できたようでした。
そして、もう一つセシリアには、思い込みがあったようです。
「怪我や病気は、病院や治療院に行けば医師や先生が、自分の体を楽にして治してくれるもの」
ということです。
しかし、治してくれるはずの医師や先生から、何かというとすぐに「休みなさい」とか、
挙句の果てには「やめなさい」と言われることが不愉快であり、怖かったようなのです。
今回、「自分の身体は、自分で治す」(怪我や病気は、医師や先生に診ていただきながら
自分で努力して治す・維持する必要がある)ものである・・・
ということに気付いてくれたようです。
そのための努力を自発的に始められたということが、治療に勝る効果だったのです。