2011年05月28日
大阪ウルトラマラニック100km完走記⑤
「後、残すところ20kmか、、、、、」
と思ってみても、何の感慨もありませんでした。
もうその頃には、疲労困ぱい
感情も薄れていたのです。
走ることに疲れたわけではないのです。
トイレタイムに疲れたのでした。
走りながら考えていました。
「こんな走り方もあるんだな~。
今回、完走するために゛精神力”で走っているのではないな~。
完走するのに゛あきらめない”゛折れない心”で頑張るぞ!
・・・ってよりは
゛適当に上手いことして、何とか胃腸をなだめながら
誤魔化し誤魔化しゴールしちゃえ!
って、ちょっとズルイ感じ。
こういう考え方って、私の中に
今まで余りなかった考え方だけど・・・・
これって、変に頑張ってなくって
力が抜けていて、いい感じじゃな~い?」
な~~~んて。。。。。
不思議なことに
こんなに最悪の状態でしたのに
途中でリタイアしてしまおうかと、
心惑うこと一度もなく
「足が動く限り、身体を信じて前に向かおう!」
と、只それだけでした。
「景色もエイドもランナー同士の会話も応援者との触れ合いも
楽しむ余裕がなかったのは、残念だったけど
自分の身体を信じて走れば、思うようには走れなくとも、
走り続けることは出来るもんだな~~~~。」と
嬉しい気持ちになりました。
そうこうするうちに
後、2kmちょっとのところで
光り輝く大阪城が目に飛び込んできました。
あ~、いよいよゴールが近づいて来た。
来たっ!来たっ!
最後まで気を抜かず走りきろう!
(この期に及んで、緊張が解かれ胃腸のお祭り騒ぎが始まっては大変。)
ゴール前では、この日始めての力走ダッシュ!!!
先にゴールしたランナーや大会関係者が
大きな声援と拍手で出迎えてくれました。
12時間55分02秒 GOOL~~~!!!
いつものような、ゴールした時の「やった~!」という
゛大きな大きな達成感”はありませんでした。
変わりに、大きな安堵感に包まれていました。
(最後まで、おそそせずに走りきれた!ホッ!!!)
今回、大会記録の更新は僅か3分。
本来なら記録を狙えるコースでした。
トイレタイムがなければ1時間は短縮できていた事を思うと
「こりゃ、リベンジだぜ!来年も来るぞ~~~~~!!!!」
と早くも心ワクワク躍るのでした。
<つづく>