2011年06月03日
「第36回くさなぎ井戸端会」ご報告

日時:2/24(木)
テーマ:無し フリートーク
参加人数:18名(学生6名)
今回のくさなぎ井戸端会も、前回同様、椅子にテーブルの会議室で行われました。
あえてテーマを決めず、過去のアンケートの中で皆様から挙げられていた、
『取り上げて欲しいテーマ』をホワイトボードに書き上げ、
参考までに参加者の皆さんにそれを御覧いただき、書かれた内容に関連することでも
そうでないことでも、自由にお話いただくような形で、会をスタートしました。
まず最初に投げかけられたことは、
「特性と障害はどう違うの?どこで線を引くのだろう・・・
」でした。
・社会で生きていく中で、その特性があることにより生きづらくなった時、
特性が障害となるという見方をするのかな・・・
・生きやすくなる為に、手立てを必要とするとき、障害となるのかな・・・
・発達障害ではなく、発達デコボコというネーミングの方がふさわしいという話も聞いたことがあるけど
・・・
・障害があるかないかの線引きそのものは主に医師がすることになるよね・・・。
その目的は、差別区別ではなく、療育や支援を具体的にどのようにしていくかを見極める為なんだよね・・・
・「僕は障害者なの?」と子供に聞かれたことがあって・・・。
障害者なのか、そうでないのかという白黒つけるような答え方はしなかったな・・・。
子供自身が「障害者」をどう捉えているのかを聴いて、そう考えている子供の気持ちを受け止めるよう
にしたよ・・・
そして、このようなディスカッションからさらに、
・やっぱり親が早期に気づいて受け入れることが大切なのかな・・・
・早いうちに発見できると、具体的な手立てを早期に得られるし、
集団生活でのスキルを身につけるには、小さいうちからの方が良いのは明らかだけど、
早期に受け入れるのが親の責任!みたいになってしまうと、それは厳しいかな・・・
障害じゃないと思いたい親の心情もあるしね・・・
・うちの子は小学校入学と同時に障害があるものとして受け入れて、支援級を選択してきたけど、
それが本当に子供にとって良いことなのかどうかはわからないし、親としては全く後悔はしていないし、
むしろたくさん得るものがあると信じているし確信しているけど、
子供がそれをどう受け止めるかは子ども自身になるからね・・・
・先生や学校の理解が得られないと感じたら、専門の相談機関に行くのもいいかも...。
といった、すぐには答えが出ないけど、
皆さんと一緒に考えていくことそのものがとても大切と思われる貴重な意見がたくさん交換されました。
<つづく>