2011年09月25日
「第6回佐渡島一周エコ・ジャーニーウルトラ遠足208km」完走記

16日の事前説明会で、今年の佐渡一周206Km は、道路事情により208kmと少し距離が増え、
「こら、儲けた儲けた」とminoニコニコ。
(実は、後々、minoだけは、さらに距離が伸び213kmウルトラ遠足となったのでしたが、、、、)
9月17日、朝6時 雨。
参加人数85人(うち女性35人)がゆるゆると雨の中を和気あいあいと楽しくスタート。
この大会は、タイムも順位も関係なく、途中関門もなく、地図を片手に、自己責任で走ります。
今から1年半ほど前・・・・
minoは、『義父義母のいる佐渡ヶ島を一周、走ってみたい、、、』という思いから一念発起。
歩くの嫌い、動くの面倒、汗かくのは気持ち悪い・・・の三拍子ソロっての怠け者が
なるべく過酷なレースをエントリーしながら“走る体”を作ってきました。
今こうして佐渡に立ったのでした。
「よっしゃ~、佐渡の嫁として、佐渡を味わいつくすぞ!」と気合も十分。
佐渡を走るためにマラソンを始めたわけで、
どうしても義父義母の起きてる時間に実家に立ち寄り、会いに行きたいと、
かなりぶっ飛ばして走りました。
佐渡のレースは、アップダウンで一周する厳しいコースで有名らしく(知らんかったっちゃあ)
走歴10年以上のツワモノウルトラランナーの集まる大会だそうで
どの人もこの人も、その経験談は「アホ」の域を通り越し、「紙」いや、「神」といえましょう。
そんな中に、ひよっこのminoが加わるも、佐渡を愛する気持ちだけは
ツワモノウルトラランナーに負けてない。
さて、
一日め雨が降るも楽しく快調で絶好調
先頭集団5人
に混ざりウキウキずんずんRUN。
第一エイド付近からバラけだし、午前9時には単独に。
苦手な地図を片手に頼れるものは自分ひとり。
93.5km地点の仮眠所には、迷いながらも道を尋ねながら、18時半に到着。
(女子では、2番目に到着したらしい。)
食事をし、風呂に入って2時間仮眠。
21時半、出発。
電灯もない真っ暗闇をヘッドライトとハンドライトの明かりを頼りに走ります。
時々、暗闇の中、きらりと光るはこちらを伺う小動物の目。
日が昇り、それまでご一緒に走っていただいていたN氏が「もうだめだ。歩くよ。先に行って」と。
また、一人RUN。
二日目は、打って変わって炎天下。
159.6km地点の第4エードでは「女子で3番目だよ。がんばれ!」と教えていただき
「前の2人は仮眠を取らずに走っているらしい。よっしゃ、も一つがんばるぞ!」
と気合を入れなおすも、、、、、
なんと、ここで、地図を読み違いコースアウトし、
山深く迷い込み走り込み、、、、結局、ロスタイム1時間。
勝手に総合距離を伸ばしておきながらコースに戻るも最度絶好調。
しかしながら、山から海岸線に戻ると隠れるところも無いほどの直射日光。
次第に、気持ち悪くなり、皮膚は魚のうろこ状に鳥肌?うろこは肌?になり
軽い熱射病症状が現れるも、自販機が現れるたびに水を買い、頭からかぶりながらの走り歩き。
ここで休んだら、動けなくなる。。。。
リタイアは無い!
しかし、ここで倒れたら、二度と走らせてもらえなくなる。。。。
倒れないようにうまく走りとおした。
日も暮れ始め、どうにか薄明るいうちにゴールをせねば、、、と最後のがんばり。
実は、前夜の夜間走の途中からハンドライトが点かなくなっていたのです。
18日、18時51分。
36時間51分。
ゴール到着!
途中数々のアクシデントに見舞われながらも、気持ちが折れることなく、最後まで楽しいままで
ゴールできました。
いずれにしても、ご先祖さまの後押しを強く感じました。
この足で、走って歩いて感じたことは、
「佐渡は最高の島」だということ。
皆さんも一度行ってみたらいいっちゃあ。