2012年04月24日
完走のその中身

完走できたは、いいけれど
富士五湖112㎞ウルトラマラソンのその中身・・・・
2月から始めた仕事が楽しくて、忙しいけど、大大満足な日々なのですが、
その分、ブログの更新も儘ならない今日この頃。
当然、、練習時間がなかなか取れず、練習量も愕然と減り、
これまで、月300㎞~400㎞走っていたところ、
今回のウルトラでは恥ずかしながら、月間80㎞も走っていなかったのです。
それでも完走はできちゃうんだ・・・と、何だか逆にびっくり。
しかし、流石に走りながらも納得のいく走りができずに、
完走しても内容的に満足感は得られなかったです。
幸いにも、故障(腰とハム)の痛みは、脳みそを騙しながら走り通せたのですが、
問題は、スタート直後から、睡魔との戦いで、体と脳みそがかみ合わず、
前へ前へと走っている感覚がつかめない・・・
という気持ちの悪さでレースは始まりました。
計画では、初めの50㎞をキロ7分で走り、その後、100㎞までをキロ8分で走れば完走できると知り
走りました。
しかしどうやら、最初の20㎞は、キロ6分で走れていたようで、この貯金が後々助かったのです。
睡魔は、途中のエイドで食べた吉田うどんで吹っ飛んでくれました。
その後も、気持ちの良い走りができないまま
『こんなんで、完走できるのかしら?』という
不安と闘いながらも、心地悪い走りを続けたのです。
「がんばれ!がんばれ!」という沿道からの応援は、有難いはずが、
逆に気持ちは大いに焦りました。
しかし、その中に『ウルトラマラソン、ゆっくりゆっくり、マイペース』と書いたポスターを掲げながら
応援くだっている男性がおられました。
この言葉に、救われました。
『そうだ!今ある力でいいんだ!今日の私はこうなんだもの。マイペースで、ゆっくり、大事に走ろう!』
と思えたのです。
その男性は、後半、応援場所を変えて、再度現れました。
『あ!場所を移動して応援してくださっているのですか?ありがとう!ありがとう!
』
とお礼を言うことができました。
70㎞過ぎたころ、急に体が軽やかに。
痛みはなくなり、気分爽快、やっほ~~~~っ!!!
って、、、、、
ランナーズハイでした。
時間との闘い。
途中で歩く余裕もないままに走り通して、ゴ~~~~ル!!!!
ゴールでは、大勢の皆さんが応援してくださいます。
そんな中、最後の最後で、本当に気持ちよく走れました。
完走はできたけれど、走り終わっての達成感や歓喜の気持ちが薄かったのは
日頃の練習の努力や苦しみが、至らなかったからであると実感しました。
やはり、練習で自分を追い込むことは大事ですね。
来月の野辺山100㎞では、健闘した自分を褒め称えられるような走りをしたいと
気持ちを入れ替えて昨日からまた、新たな出発を始めていますです!!!