2012年08月01日
おおかみこども

映画『おおかみこどもの雨と雪』
昨夜、セシリアと観てきました。
セシリアは
「久しぶりに、いい映画だったね~。もう一度観たい。今度は、友達と来るよ。」
と言っていました。
いい映画だったね~~~。
は、同感!!!
しかし、この映画のおかげで謎が解けたっていうか、、、、
分かったっていうか、、、、、
隣の席で、身を乗り出す様にして、映画を観ながら
ぐはぐは、うるうるしているセシリアを横目に
「・・・・いるじゃん、私の隣に、おおかみこども・・・」
そうです!!
映画の中の雪はまるでセシリアでした。
なんだよ、、、あたしゃ、おおかみ子どもを育ててきたんじゃん。
と、変に嬉しくなったのです。
そして、「お兄ちゃんは、小さいころ、おおかみこどもの雨みたいだった?」と
セシリアは聞いてきたので
「そうかもしれない。。。雨だったのかも。」と思いました。
石橋を叩いても渡らない…という様な、慎重で用心深い性格であった太郎吉。
今は、思春期で体内に眠っていた様々なものが一気に起きだし
まるで制御が困難のごとく。
時に遠くを見つめて自己を統一しようと戦う姿が見え隠れしています。
太郎吉も、おおかみこどもの雨のように、いつかは自分の使命を得て、
巣立って欲しいと願っています。
それにしても、このおおかみこどものお母さん(花)のように
子そだてができたらどんなに良いだろう。
子どもは、どんなに幸せだろう。
自分とは、大きく異なる子どもたちの全てを受け入れ
只、一心に子どものことを思って、子どもの人生をその子が主役として生きられるように
その成長に、付かず離れず寄り添う姿は、何物にも代えられない親としての尊い姿だと思いました。
日々、子育てに悩み、苦しみ、光を見い出せないでいるお母さんがいたならば
是非、観てほしい映画です。
その子は、その子であっていい。
母として、私は、私であっていい。
「子どもの異質を認めながら育てる」ということへの勇気がもらえる映画でした。