2012年09月25日
認められていたこと

母に認められていたこと。
それは、、、、
「双子の弟妹の面倒をよく見る」
ということと
「コツコツと努力する忍耐強さがある」
ということでした。
大人になって今から思えば、小学校中学年まで、おもいっきり成績の振るわなかった私は
学習上おいて、何らかの発達の凸凹や認知特性の大きな偏りを抱えていたように思います。
先生の授業や、それに答える同級生のやり取りを見ていてもチンプンカンプン。
みんな、よその国の人たちのように映っていました。
その人たちと、共通言語を持ったように感じたのが小学校5年生頃。
やっと、授業についていけるようになったのです。
そんな、異星人的な私が、勉強では溶け合わなくとも
運動だけは、みんなに溶け込みたいと努力したように思います。
認知特性の大きな偏りを、自分なりの方法で努力し補ってきたといえます。
誰よりも体が小さかった私ですが、走ることもコツコツと続け
器用ではないため、逆上がりがなかなか出来るようにならなかったことに
悔しさを覚え、下校しランドセルを放り投げると、また学校に引き返し、
辺りが暗くなるまで練習したのを覚えています。
それを見かねた父が、庭に立派な鉄棒を拵えてくれました。
人に追いつくことが難しく、いろいろなことが、みんなのように、簡単にはできなかった当時の私に、
唯一、授かった性質というのが
『最後まで諦めず、コツコツと積み上げながら達成する忍耐力』だったのでしょう。
はた目から見たら、格好良くない私でも、
忍耐強く取り組む姿勢というのは、私の中では、とても格好いいことだと思っていたのです。
人生駆け出しのころ・・・私は、24歳で起業し、それなりに納得のいく結果を出し、
私の人生の中での成功と言えるものの一つであった、と振り返ってみて思うことができるのも、
どんなに辛いときがあっても、途中で手放さず、最後まで続けたことにあったのでしょう。
「成功者に特別な才能があるとするならば、それは、あきらめないで続ける才能だけだ。」
ということを松下幸之助氏が言っていたように思います。
成功者とは?、、、、それは、成功するまでそれを続けた人のことである。
失敗者とは?、、、、それは、成功する前に、それをあきらめてしまった人のことである。
・・・といえるのではないでしょうか?
ウルトラマラソンが自分に合っていて好きだと言えるのも
「グタグタ、ヘロヘロになっても、あきらめないでそれを続ける自分がカッコイイ!!!」
と思える、こんな性質からくるものだと思います。