2012年09月02日
『ゆめリレーin湘南ひらつか・12時間走・個人』結果

走ってきました。
夜間20時スタート。
走り出して、まもなく、天気は土砂降りに。
雨は強弱を繰り返し、一向にやむ気配もない。
結局、ゴールの8時まで降り続き、「夜間土砂降りウルトラマラソン」となった。
わたくし・・・最近は、横着になってきたのか?
自分の肉体の限界を信じられるようになってきたのか?
大会前の下準備が適当になってきた。
自分自身とシューズさえあれば、たとえ準備が不都合であっても
どんな環境にも適して走れてこそウルトラランナーだ・・なんて思い始めている。
そのせいか?今回は、天気も調べず、傘もかっぱも持たず、
雨の日のランニング準備など考えもせず、ぷらりと出かけてしまった。
その軽はずみさが、今回の大会を十分に苛酷なものとし、たの(楽)苦しいものにしたのだった。
さて、
スタートは、どういうわけだか最前列に位置してしまった。
よ~いどん!でスタートしてから2時間は快調にぶっ飛ばした。
降り出した雨もものともせず。
ところが夜中の13時を過ぎたころから、絶え間なく打ち付ける豪雨に体力を奪われるとともに
果てしなく重い睡魔が襲ってきた。
睡魔の大魔王が、minoの背中におぶさってきたときには、すでに気力もなえ
足が数センチも上がらない状態になっていた。
「休めということか・・・」
総合公園内を周回して走るこの大会には、休憩テントがある。
15時半。
まずは、そこに入り込んでおにぎりをパクついた。
15分ほど仮眠するつもりが、気づくと、体育座りのまま、なんと1時間の時が経ってしまっていた。
体は急激に冷え込んでしまった。
このまま、始発を待って帰宅するのは侘しすぎる。
しかし、テントの外を見ると、相変わらずの豪雨。
先ほどよりも、さらに強まっている様子。
「ちくしょ~!」
冷えた体に待ったはなし。
豪雨の中、走って体を温めるしかない。
「よし!行くぞ!」
勇気を振り絞り、気合を入れて、テントを飛び出した。
雨、雨、風、風ぴ~ひゃらら~♪。
走りだして2週目、激痛に苦しんでいた股関節と膝の痛みも消え、
走る気力がみなぎって来た。
「ほら、やっぱ、休んでよかったんだ。」
と自分に言い聞かせ、あとは焦らず楽しみながらゴールの8時を目指した。
記録は
12時間、個人の部
参加者29名中の
7位。
1時間も休憩したのに・・・。7位とは、驚いた。
ほとんどの人は、休憩を取らず、歩くか、ゆっくりとでも走って周回数を稼いでいた。
しかし、今回は、思い切って休みを入れて快調な走りが出来てよかったのだと思っている。
来年は、24時間走にエントリーして、ヨレヨレになるまで走り通したい。
ヨレヨレになっても移動し続ける24時間エントリーのランナーが、
やけに格好よく眩しく映ったのでした。
むひひひ。