2010年03月07日
そして、誰もいなくなった

実は・・・・
昨夜、22時15分、闘病中の七雄(猫15歳・人間でいうと76歳 )の容態 が急変し、突然に亡くなりました。
この3日間、入院中で、夜だけ一緒に過ごしたいという希望で帰宅させてもらい、
夜通し介護・看護してきました。
糖尿病でした。
その時を覚悟しての、看護でしたが、本当に急でした。
盲目になってからの七雄は、坂を転がるように老けて行き、生きる気力を失っていくように
見えていたのですが、健康診断では発見できないところで、徐々に病は進行していたのかもしれません。
みなが揃っているところで、七雄は最期のときを迎えることができました。
七雄の様子を見て、太郎吉は、大声で泣き叫び、部屋を出たり入ったりしていました。
セシリアはいつもと変わらず穏やかに、七雄の一番近くで、声を掛け、摩り、しっかりと
目をそらさずに最期を見送りました。
興奮しながら太郎吉はこう言いました。
太郎吉 「まさか、母ちゃん、明日のマラソン大会、出るわけないよな~。
七雄が死んじゃったのに、まさか、出ないよな。」
mino 「・・・・・・・・・。」
太郎吉 「出るなんていったら、酷い人間だぞ!人非人だ!」
太郎衛門「太郎吉、そんなことお前が言う事じゃ~ない。七雄は、母さんが一番可愛がった最後の
猫だったんだ。母さんのお父さん(太郎吉のおじいちゃん)の生まれ変わりだと言って
いたんだ。だから、それは、お母さんが決めることなんだよ。」
mino 「・・・・・・・・・。
明日は、、、、、、、出る!
七雄が、マラソン大会の朝でなく、前日のこの時間を選んで突然に死んだのには、
意味があるんだよ。
七雄は『母さん、明日は行ってオイデ。僕とのお別れは、明日の午後にしよう。』
そう言っているようだよ。
母ちゃん、明日の午前中に七雄とお別れするのは嫌だ。まだ、気持ちの整理が付かないんだよ。
七雄との15年間を一人で振り返える時間が欲しい。
母ちゃんと七雄の二人だけのお別れを済ませたいんだよ。
・・・・だから、母ちゃんは、明日、七雄と走るよ。」
太郎吉 「わかったよ。。。。」
七雄は、我が家の一員として、共に暮らした5匹の猫のうちの、最後の一匹でした。
我が家の歴史がスタートして12年。
そして誰も(猫)いなくなってしまいました。。。。。
悲しいけど、すっごく淋しい事だけど、これが、我が家の歴史の一つとなったのです。
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マラソン初出場の今日は、体が凍えるほどの寒くて冷たい雨の日のRUNでした。
でも、雨のRUNでよかった。
泣きながら走っていることを気付かれずに済んだもの。
ハーフマラソンの結果は、15kmを過ぎた地点でタイムアウトとなってしまいましたが、
初めて3ヶ月で、初出場の目標は、10km走ることでしたから、この結果には、とても満足しています。
プラス5kmは、七雄が背中を押してくれたからだと思っています。
応援してくださった皆様、ありがとうございました。
そして、七雄、ありがとう。
今から、七雄と本当のお別れをしてきます。
今日は、一生忘れられない、私のRUNとなりました。
これからも七雄と共に元気に走り続けます。
応援してください。