2009年02月20日
ナチュラルサポーター

支援を必要としている子どもとは、障害を持つ子どもに限りません。心に悩みや不安を抱えている子。虐待を受けている子、非行、不登校・・・・。みんな、支援を必要としている子どもたちです。
◆クラスの中に『どうしてよいのか、困っていたり』『支援を必要としている子ども』がいたとしたら・・・
決められた人が、その人の“お世話係”のようになって支援するのでなく、そこにいる誰もが必要に応じて自然に「支援し、支援される」そんな関係になれたらいいな~と感じます。
先生自身がナチュラルサポーターとしての姿勢を示せば、子どもたちもその姿勢から学ぶことでしょう。
そして、何よりも、親がわが子のよきナチュラルサポーターであらねば、子どもはナチュラルサポーターとしての役割を学びません。
親の子どもに対する関わり方が、子どもの社会的態度や対人関係を形成する一要因となります。
各家庭での子どもとのかかわり方が大切なのだと感じます。
2009年02月20日
お母さんの心配“ひまわりちゃん”




子どもの“こだわり”への“とり越し苦労”というお話しです。
以前、お友達のママさんからこんな相談を受けました。
「みのちゃん、このA子は、“黄色”のものしか選ばないのです。どうしたらよいのでしょう?この先心配なのです。。。。」(そういえば、こんな芸能人がいましたっけ・・・?!)
靴も服もタオルも布団も、おもちゃ、歯ブラシ、リボン、コップにお皿、かばん、ティッシュ・・・
身につけるものや自分のものなど、すべて黄色。黄色以外の色は、何としてでも拒否したそうです。“黄色”へのこだわりがあったのですね。
そこで、私は、
みの 「へ~!偉いわね~2歳で自分の好きな色を持ち、自分の考えをお母さんにちゃんと言うのだものね。黄色。素敵よね~。
」
ママ 「ええっ?そういうことで良いんですか~?」
みの 「ええっ?じゃ~、どういうことなら良いんでしょうか~?
うふふ、あのね、例えば、A子ちゃんがお母さんの物も全て黄色にしなければいられないってわけでは、ないでしょ?」
ママ 「そこまでは、言いません。。。」
みの 「たとえば、黄色以外の物でも食べるんでしょ?
それに、黄色と見れば見境なく盗んでくるってわけじゃ~、ないんでしょ?
んじゃ、何の問題があるの?“黄色は素敵”って、このA子ちゃんにはわかっているだけのことじゃない?」
ママ 「でも、一生、黄色ってことはないですよね?」
みの 「さ~、そんな子は見たこたないけど、その場合でも、“マスタードちゃん”より“ひまわりちゃん”の方がいいわね。」
ママ 「は???????」
みの (A子ちゃんに)「A子ちゃん、“ひまわり”っていう、背が高くて黄色い大きなお花は好き?」
A子ちゃん「すっきっ~!!」
みの 「んじゃ~、今日からA子ちゃんを“ひまわりちゃん”てよんでもいいかしら?」
A子ちゃん「いっいっ~!!」
その“ひまわりちゃん”と数年ぶりにお会いしました!
まさに“ひまわり”のようにスラリとした背が高く、笑顔輝くなんとも美しいお嬢さんに成長しておられるではありませんか?
感動してしまいましたよ!!
黄色???
黄色など一つも見当たりませんでしたよ。
人間てのは変わるものなのです!!