2011年07月09日
『ポストレ』家族の反応


夕食時に太郎衛門が
「みんな、今日、お母さんが、アルバイトしてきたそうだよ。」
すると、太郎吉が
「どんな?」
mino
「織り込みチラシの入った新聞をポストに配る仕事だよ。」
太郎吉
「いくら稼いだの?」(・・・と、現実的)
mino
「4時間半で1600円くらいかな?」
太郎吉
「・・・・は?」(と言ったまま、口をポカンと開け、呆れ顔)
mino
「お母さんの担当地区はね、『アップダウンの激しい、トレーニングになるところ・・・』とお願いして
まさに、最高だったよ!」
「セシリアのお友達もたくさん住んでいるところだよ。」
セシリア
「・・・お母さん、お願いだから帽子を目深にかぶって、サングラスして、マスクしてやってよ。。。
」
mino
「あれ~? セシリアは、お母さんがポスティングをするのを恥ずかしいと思っているのかな?
お母さんはね、ありがたいと思っているんだよ。
普通トレーニングするのには、500円払うんだ。
でも、これは、僅かではあるけれど、トレーニングしながらお金がいただけるんだもの。
それに、、、
昔、お母さんが経営をしていたときには、チラシを作って、アルバイトの人に配ってもらう立場だったから、
売り上げの中からチラシを作る経営者の大変さもわかってる。
だから、一軒一軒配るときに、『どうぞ、よいご縁がありますように!』と願いを込めて配るんだ。
お金にはならないけれど、トレーニングにもなるし、人の役にもたつし、心も込められるし
お母さんはちっとも恥ずかしくないんだよ。
むしろ、楽しかった。」
セシリア
「(嬉しそうに)みんなに、お母さんがやっていること広めていい?」
mino
「あははは、言うのは、それはいいけど。でも、広めるのはちょっと困るかな?
だって、お母さんの担当地区には知り合いがたくさんいるから、
声かけられて話し始めてしまったら、トレーニングにならないじゃない?」
セシリア
「うん。そっか。」
mino
「僅かにしかならないお金だけど、貯まったら、太郎吉のラグビーとセシリアのアーチェリーに関することに
使おうと思ってね、『ポストレ通帳』を新しく作ったんだ。
ちなみに、今日の収入1600円で、太郎吉のラグビーソックス1300円を買うよ。
仕事をしてお金を稼ぐのは尊いし、生きていくうえで大事なことだけど、
仕事をする喜びって、お金だけでもないんだよ。」
最後まで、呆れ顔の太郎吉でしたが、もちろん反対はしません。
反対したところで、「母ちゃんはやるって言ったら、やる」のを知っていますから。
あははははははは。
月に2回のポストレ。
子供たちの大好きなスポーツのために使える、僅かながらの収入が楽しみでもあり
マンネリ化しやすいトレーニングを気分転換するにも
満足です!