2009年05月28日
母さんの宅急便

一月に1度くらいの割合で、小学児童の登校時に決められた場所に立ち誘導する“旗振り当番”
が回って来ます。
朝、子どもたちは、元気良く登校して行きます。
そんな子ども達に、挨拶し声を掛けるのは“旗振り当番”の楽しみでもあります。
「おはようございます。」
「交通安全を守ってくれてありがとう。」
「気をつけて登校してください。」
「慌てないで大丈夫ですよ。いってらっしゃい。」
と、、、、、。
そんな中でちょっと気付いたことがあました。
どういうわけだか、いつも決まった、あるお母さんが、子どもの忘れ物や必要だと思われるものを
子どものために・・・と届けておられるのです。
『教科書を忘れていった。』
『雨が降ってきたので、傘を届けておく。』
『給食袋が机の上にあったので・・・』
『念のために長靴を届けておく。』 と。。。。
月に1度くらいの割合でお会いする場面で、私の当番の日ばかりに、何かを忘れたり届けたり
しているわけではないのだと考えます。
「はは~・・・コノお母さんが子どものためにと“宅急便”をやっている限り、
この方のお子さんは“宅急便”を利用し続けるのだろうな~????
(だって“宅急便”は便利だモン!!)」
などと考えてしまいしました。
コノお母さんが「子どもが困るのではないか?」と心配のあまり、忘れ物を届け続けてている限りは、
子どもの責任感を育てる事にはなっていない のではないでしょうか?
子どもは忘れ物をしてしまったという失敗経験から「次は、忘れ物をしないようにしよう!」と考えるはずです。
忘れ物をした責任は、親にあるのでは有りません。
子どもの責任を親が肩代わりしている限りは、子どもは“責任”を学びたくても学べないのですね。
2009年05月28日
食べ物と思い出

どういうわけだか、昔の記憶をたどり、幼い頃を思い出してみますと。。。
真っ先に記憶の端に上ってくるものは、食べ物に関連してのことなのです。
食べ物への恨みは怖い。。。と言いますが、minoの幼い頃は、威張れるほど裕福では
なかったですが、それほどまでに欠乏していたというわけでもありません。
なのに・・・楽しかった事も、うれしかった事も、悲しかったことも、辛かった事も、
大好きだったあの人も、苦手だったあの人も、、、、、
どうも、食べ物に関連して思い出されることが多いような気がします。
子どもの頃の“食べる”という行為は、『健やかな身体作り』のみならず
『懐かしい記憶としての思い出』も作るのだと考えると
『子ども達の“食べる”という行為』を粗末に扱ってはならないと感じました。