2011年10月01日
良い子ちゃんにアドバイス

セシリアは、こそっと囁いて見たそうな。
「なっチャン、優等生は疲れるよ~。まじめばかりじゃ~続かない。
きっと、力抜いたなっチャンも良い感じだと思うよ。」
と。
クラスでお勉強も運動もよくでき、だからといって出しゃばって前に出すぎることも無く
人柄もよく、1年生のときからズ~ッとみんなから慕われてきたなっチャン。
最近、すこ~し、様子が変だ。
と気づいたセシリア。
ナッチャンは、少しイライラしていて、失敗もよくする。
珍しく先生からも注意を受け、涙ぐむ場面も。
体育の時間。
ランニングで、ぐるぐるぐるぐるハムスターRUN。
先生の目を盗み、セシリアはズルをしてみる。
それをすかさず
「それはいけないよ。きちんと走ろうよ!」と指摘してきたなっチャン。
「あはは、いいのさ、いいのさ、たまには、いいのさ。
」
と答えるセシリア。
(え?本当にたまになのかね・・・?)
つられて、なっチャンもズルをしてみる。
「どうよ?平気でしょ?
なっチャン、優等生は疲れるよ~。
力抜いたなっチャンも良い感じだよ。」
すると素直な、なっチャンは。
「んでも、どうしたらいい?」
セシリアは
「そうだな。まずは、花瓶だね。花瓶を壊すのさ!」
(お、おい!そんなことそそのかすなよ!)
流石に、なっチャンは、花瓶は壊さなかったけど
プラスチックのファイルで男子を叩いたら、ファイルが壊れたそうだ。
「うん、そんなとこだね。上等だ!
良い感じだよ、なっチャン。」と偉そうにセシリア。
minoは「おいおい、そんなことしていいんかね?」
というと、
「先生にしかられたら、犯人はあたしっていうからいいんだよ。
なっチャン、やんちゃして、外してみて、嬉しそうだったよ。
本当に、良い子ちゃんは疲れるんだよ。
あたしゃ~、よく分かるよ。」
(へ~~~~、あんたがね~~~~)
5年生、、、、、
前思春期。
優等生も良い子ちゃんも、泣き虫ちゃんも、引っ込み思案さんも
威張りんぼさんも、お人よしさんも
「新たな自分に変わりたい!!」と思い始めている。
がんばれッ!